前回の投稿の補足です。
http://www.jfex.com/?p=253
宮園かをりが有馬公正を事前に知っていた布石として2点ほど上げましたが、物語を視聴中にはそれで当確と言う判断は出来ません。
しかし後から思い返せばと言うことですが、つまり、宮園かをりが有馬公正を事前に知っていたとしても不自然で無い布石と考えれば良いのかなと思います。
最後に唐突に「嘘」について手紙で知らされたとしたら、有馬公正は突然のコトかもしれませんが、見ている視聴者からしたらいささか不自然に感じるような気がします。
夢オチではないのですから、事前の自然な流れを作ると言うのは、作者の気配りが良く出来ているということですね。
じゃないと、やはり布石の無い種明かしは物語の興味を失わせてしまいますからね。
何度も見ると言うのは、こう言った布石の見逃しを探すということもあります。良く出来た物語は何回も読んだり視聴するに耐えるモノだと思います。
死んで物語りが終わりと言うのは管理人にとってあまり好きな展開では無いのですが、そこはおいとくことにします。
それとこのアニメは月間少年マガジンの連載と言うことなんですが、対象年齢はどれくらいにみておけば良いのか、ちょっと管理人としては分かりません。
週刊の少年誌(サンデー、マガジン、チャンピオン等)は管理人が小学生の高学年くらいから読んでいました。それが高校生になる頃には所謂青年誌(ビックコミック、ビックコミックオリジナル等)に変わっていったように記憶します。
月刊少年マガジンと言うのは管理人が子供の頃には無かったと記憶していたのですが、Wikiで調べると1964年に創刊された別冊少年マガジンを前身として1969年に「月刊別冊少年マガジン」に改称してその後休刊。1974年に復刊し1975年に「月刊少年マガジン」に改称とありました。
おそらく管理人が少年マガジンを読んでいた頃は休刊していたようですね。買った記憶はないですからね。
ちなみに「四月は君の嘘」はシリーズ累計発行部数500万部越えとか。
月刊少年マガジンの発行部数が39万部ということからみると、随分と人気の高い作品だったことが伺えます。
まあ、購読者の範囲は小学生の高学年くらいから大人まで範囲は広いように思いますが、主力の購買層はどこら辺を想定しているのでしょうか。「四月は君の嘘」の主人公は中学生ですから、やはりそこら辺りは主力なのかもしれませんね。
中学生位にしてみるとこの物語の受け止め方ってどんな感じになるんでしょうか。
管理人の中学生の頃にはインターネット、SNS、携帯電話なんてツールはありませんでしたから、それに関わりのあるところは想像も出来ませんが、本質的なことはあまり変わらないように思いますと言いましょうか、思いたいですね(笑
我々の世代と同じように友人関係で悩み、自分の将来に不安を持ち、そしてなんと言っても異性に対して今まで持ち得なかった感情が芽生えるなんてね。
そうそう、今時は「中二病」とか言って思春期の独特な心情を揶揄的に表現するネットスラングがあるようですね。
ついでですが「中二病でも恋がしたい」なんて一度見たことがありますが、いくら何でも中学生でダークフレイムマスターとか邪王真眼は無いだろうと苦笑いしてしまいました。最も邪王真眼は高校生になっても中二病が直っていないなんて話でしたから、いくら何でもそりゃ無かろうと更に思いましたけどね。
話がそれましたが、思春期の多情多感な時期でこのような物語から受ける影響は大人のそれと比較にはならないでしょう。自分もそうだったと思います。
安易に死を物語で扱って欲しくないと言う想いもありますが、現実の人生には本当に愛しい人を失ってしまうこともあるかもしれないと言う想像は必要なコトかもしれません。
そうであるからこそ、現実を一生懸命生きる・・・そんな風に思ってくれたらいいですね。
説教くさい話ではなくて、あくまでも管理人の個人的な希望です。ハイ。